狼をドアに居させる話
"Keep the wolf from the door"と言います。これは英語的な表現です。英語的な表現には独特の英語がもたらす文化的背景があります。説明が要る言い方です。「ドアから狼に居てもらう」とは、「食べて生活するだけにやっとのお金がある状態」を意味します。つまり、「飢えをしのぐ、やっと食べていく」の意味です。
狼をドアから遠ざけたところに止めておくために、最低限の食料が家にあるという考えから出た表現なのです。
これは300年前から使われる古くからある言い方で、狼の貪欲さを例えにしています。もともとはdoor ではなく gate といっていたようです。
その背景にあるストーリーは家族を食べさせるだけの食料があれば、食べかすなどのゴミが出ます。それらにあずかることによって家に来た狼は満足して、人を襲わず、家に近寄ることはないのです。しかし、ゴミが無くなれば、すぐに玄関の前まで来て食べ物をあさるだろう、とする話によるのです
ここから、「やっと食べてゆく」の意味が出てきました。
例えば、
「俺は学生だから、バイトして食べるためのお金を稼いでたんだ。」
"As a student, I worked part-time to keep the wolf from the door."
また、
「外国人不法滞在者の中には糊口に窮していいる人がいる。」
Some of those foreigners illegally staying in Japan cannot keep the wolf from the door."
となります。
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